【マーフィーの法則】豊かになるという、素晴らしい権利｜ジョセフマーフィーの潜在意識活用法

今回の幸福を追求するマーフィーの法則の活用エピソードは、マーフィー博士がよく目にしていた光景と、不運と不幸に参っていた男性についてです。

マーフィー博士がよく目にする光景では、その人達が落ちてしまっている落とし穴があります。

そして、不運と不幸に参っていた男性については、自分の持っている力を、誤った方向に使ってしまっていました。

・自分はこんなに不幸だから幸せにはなれない
・私は問題ばかりを抱えている

こうした考えに、心を支配されてしまっている人には、潜在意識の力の使い方を知るきっかけになるかもしれません。

今回のジョセフマーフィー博士の対応からは

・潜在意識の力の偉大さ
・反復させることの力の重要性

これらについて学ぶことができます。

それでは早速、マーフィーの法則の活用エピソードについて、ジョセフ・マーフィー博士の解説を交えながら、マーフィーの潜在意識の法則に20年従事している専門家が、詳しく解説していきます。

こちらの内容に関しては、私達リアライズのYouTubeチャンネルでも聴く動画として上げています。

記事を読むよりも動画で聴いて学びたい方は、下部のリンクから動画を活用してみて下さい。

豊かになるという、すばらしい権利

人生における繁栄、成功、自己実現、名声を願うのは、正常で自然なことです。

自分がやりたいことを、やりたいときにやる。そのために必要なお金は、すべて手に入れることです。

貧乏の中に美徳はありません。貧乏は心の病気であり、地上から一掃するべきです。富も貧乏も心の状態です。

スラム、つまり貧乏と欠乏を信じ込んでいる状態を、人間の心から一掃しない限り、 スラムは決してこの世から根絶できません。

個人的なカウンセリングの時や、講演後のインタビューの時などに、アメリカの内外でいつも私が耳にする言葉があります。

「私にも2万5,000ドルか、5万ドルくらいのお金があれば、全然生活に困らないのに」

これは、もちろんお金に困っていたり、お金に縁遠い人々の話です。

本当の富とは、心に描いたイメージです。

簡単なテクニックに従い、潜在意識を活用すれば、自分の元にあらゆる富が、豊かに流れ込むことを知らないのです。

素敵な食事を摂り、 良い衣服をまとい、 理想的な家に住み、生活を快適にする品々を買うのに必要なお金は、全て手に入れられます。

それがあなたと、 あなたの家族の権利です。

あなたは、毎日瞑想し、様々な願望を祈りによって入力し、リラックスし、休養することが必要です。ですので、そのための時間と装備を持つことです。

繁栄とは精神面、 金銭面などあらゆる面で、前進し始めるということです。

ここまでで学ぶこと

人生において、成果や報酬を求めることは恥ずかしいことではなく、とても素晴らしいことです。

なぜなら、あなたが潜在意識で成果や報酬に対して考えているイメージが、そのまま現実化するので、自分の権利と捉えない限り、手にすることはできないからです。

例えば「私はお金を稼げなくても良いや」と何度も考えていれば、それがそのまま潜在意識にも反映され、その通りの人生を送ることになってしまいます。

実際に、現在貧乏であったとしても、その状況から抜け出してお金持ちになれる人と、その状況が変わらないままの人の二つのケースが存在します。

これは現在、貧乏であったとしても「私はここから這い上がって、成果を手に入れるんだ」と常に考え続けた人のみが、実際にお金持ちになることができます。

一方で、現在貧乏な人が「私は何でこんな貧乏なんだ」「私は貧乏だから成功できない」と、常に貧乏について考えていれば、潜在意識はその想いを現実化します。

なぜなら、潜在意識はどこまでも素直で正直なので「常に貧乏のことについて考えていたいんだね」「貧乏で在りたいんだね」と認識してしまうからです。

引き寄せの法則でも述べていますが、潜在意識というものはあなたが「より強く、より長く、より重く」考えていることを、あなたの願望として捉えて現実化させます。

あなたがどちらを望んでいるか、また、あなたにとってどちらが得かといった損得勘定は、潜在意識が想いを現実化させる際の判断基準には含まれていないのです。

こうした潜在意識の特性や、あなたの心構えを形成することを、マーフィーの法則の中でも「そのための時間と装備を持つこと」として語られています。

重要なのは、何も知らずに取り組んでみたり、荒廃した状態の心構えで行うのではなく、きちんと理解をした上で、土壌を整えて実践しましょうということです。

それでは続いて、マーフィー博士が対応したエピソードについて、詳しく見ていきましょう。

心の財産を発見した男

最近、私はある男性と話をしました。不運と不幸が立て続けに彼を襲いました。彼は家を持っていましたが、いくつかの抵当に入っていました。

最低限の生活必需品を、家族に買い与えるお金にも事欠き、もちろん低当の支払いもできませんでした。治療費は兄に出してもらっていたそうです。

彼自身 「めちゃくちゃな生活だ」とこぼしていました。そこで私は、この男性に説明してあげました。

「自分が知りたいことは、何でも、いつでも潜在意識の中の無限の叡智が教えてくれます」

「そして、ひらめき、導き、目新しいクリエイティヴなアイディア、 金銭的な問題の解決も、 無限の叡智が教えてくれます」

「さらに潜在意識を正しく活用すれば、必要なお金はすべて与えられ、夢にも見たことがないほど金銭的に自由になれます」

それから、裕福と成功という二つの考えを教えてあげました。

「裕福はどこにでもあります。 無限の力が間違うことはありません。なぜなら、人は成功し、人生のゲームに勝利するために生を受けているからです」

彼は、これらのことを理解しました。

そして、私の勧めに従い、リラックスして、毎晩静かに感情を込めて「裕福、成功、裕福、成功」と繰り返し唱え、これらの考えを深い眠りの中に持ち込みました。

彼は、潜在意識に刻み込んだことは何でも拡大し、増大して生活に実現することを理解しました。

この場合の秘訣は、眠りに入る直前に思い浮かべた考えが、潜在意識に刻印されるということです。

彼は「裕福、成功」という二つの言葉を、毎晩繰り返しました。そして、潜在意識の隠された力を活性化し、解放しました。

潜在意識の法則は強制するので、否応なしに富と成功が実現しました。この男性は、富の源は自分の潜在意識であることを認めました。

そして、正しく活用すれば、どんな状況でも関係なく、思いがけない方法で、自分の求めに応えてくれることを悟りました。

その後、彼は10年前に買った土地のおかげで、2万5,000ドルもの現金を手に入れました。

その土地は月賦の支払いが滞っていたので、一年前から売りに出していましたが、買い主が現れませんでした。

ところが、新築のためその土地が必要で、すぐにでも工事を始めたいという買い主が現れたのです。

無限の富は、自分の心の中にも、自分の身の回りにもあることを、彼は発見しました。

この人は、潜在意識に刻印した考えによって、無限の豊かさを得ることができました。

潜在意識の中の無限の叡智は、あなたのためだけに働き、あなたを通してのみ働きます。自分で考えたこと、感じたことが、自分の運命を支配します。

私が教えたテクニックに従えば、この男性は一生を通して絶対に欠乏しません。私はそう断言します。

ここまでで学ぶこと

人は誰でも、言葉の持つ力と、反復することの力の凄さというものを、きちんと理解しています。

実際に「言霊」という言葉もあるくらいですし、こうした事実や言霊というものに懐疑的で信じられない人であっても、きちんとそれに従って行動を起こしています。

特に日本人には、その他の世界の人達よりも、この傾向が如実に現れています。

例えば、子供がいる親に向かって「なぜその名前にしたのか？」「なぜその字を使ったのか？」と聞けば、誰もがハッと気付かされることでしょう。

そして、自分が望む言葉を何度も反復して、潜在意識に浸透させることは、思春期を思い返してみても、その効果を実感できるはずです。

例えば、気になる異性のことを常に考えていれば、いずれその人のことしか頭に入らなくなってきたりしましたよね。

また、常にその人のことを考えていれば、その人への想いはどんどん強くなり、しまいには夢にまで出てくるような経験は、誰もが持っているはずです。

自己啓発や、潜在意識を取り扱う分野のものは、こうした力を、自分の願望や目標へとベクトルを変えただけの話なのです。

先程の思春期の話でも、常に相手のことを考えていれば、それは相手への好意へと変わり、次はどうしたら実現できるかについて、真剣に考えるようになりますよね。

その時にはきっと、それを実現させるために、相手にふさわしい自分へと変わることについて、必死に努力していたはずなのです。

その結果、相手と結ばれた人もいるでしょうし、そうはならずに終わってしまった人もいることでしょう。

後者の場合は、その時に「どうせ自分には無理だ」「相手に振り向いてもらうことはできない」といった反対意志の方が強く、重く、長く考えていただけなのです。

誰もが持っている、潜在意識という心の財産と、自分自身の心構えという装備を使いこなし、自分の願望や目標を達成できる自分へと変わっていきましょう。